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インタビュー ワークスペース

<インタビュー記事>”可愛い”から個人が輝く社会を創る

2017年6月18日

兵庫県川西市、阪急線・雲雀丘花屋敷駅周辺は古くからのお屋敷が建ち並び、梅田から30分とは思えないゆったりとした時間が流れています。田中有紗さんが主宰するLULU SCHOOLは、そんな雲雀丘花屋敷駅から徒歩2分に位置する、ポーセラーツ及び、アーティフィシャルフラワーのサロンです。

Porcelarts(ポーセラーツ)はporcelain(磁器)とart(芸術)を組み合わせた造語です。マグカップやお皿などの磁器に絵やシートを焼き付けて作品を創ります。また、アーティフィシャルフラワーとは造花を組み合わせて作品を制作していきます。どちらも、女性の人気を集め、習い事として始める人も増えています。

今回は、彼女の想いに触れ、いかにデスクで情熱を解放して制作活動を行っているのか、ご紹介したいと思います。

有紗さんのワークスペースで特徴的なのは、大きな窓と壁一面の花。大きな窓は玄関ホールとつながっていて、ワークスペースを一枚絵のように切り取り、ドラマや映画のワンシーンのように制作活動を行いたいという気持ちが込められています。また、壁一面の花は、よく見ると色彩が統一されています。アイデアに行き詰まった時、この色相を眺めていると自然と手が動き始めると彼女は言います。

「ハンガリーに旅行した時にヘレンドの食器に魅了されてしまって。」

ヘレンドはハンガリーの食器メーカー。繊細な絵が特徴的で、日本でも高い人気を誇っています。

有紗さんがポーセラーツを始めたきっかけとなったのが、そのヘレンドのティーカップでした。ヘレンドのような、綺麗な絵が入った食器を自分でも作りたいとの想いから、ポーセラーツを始めました。もともと絵を描くのが好きだった彼女にとっては、没頭するのに時間はかかりませんでした。彼女が時間を忘れて綺麗なお皿を作っているうちに、世の中には数多くの創作活動があることを知ります。その中で、アーティフィシャルフラワーにも出会います。初めは趣味として、他の先生方に師事していましたが、近年minneやEtsyなどのハンドメイドの販売プラットフォームが充実していく中で、自身の作品を販売してみたところ、すぐに完売。

世の趨勢と、会社員としての自分を重ね合わせ、”個人”として世の中に価値を創出する生き方を選ぶきっかけとなったと言います。

「自己満足を追求する手を止めること」

有紗さんの作品は、基本的に上質、エレガントさを追求しています。しかしながら彼女は作品を創る際にはいくら自己表現をしたくても、息を止め、客観的に見ることを忘れないようにしています。彼女が目標としているヘレンドの基本的な価値観は、実はその芸術性ではなく、高い技術力にあります。つまり、ヘレンドはその芸術性も去ることながら、陶器の作成技術が群を抜いていた点が今日の隆盛につながっています。

昨今の磁器の製作技術は非常に高いため、その技術力を問われることはありません。しかしながら、食器を食器たらしめるのは芸術性以前の、その”実用性”にあると有紗さんは考えています。つまり、彼女の作品は、アート作品でありながらも、食器として使ってもらうことを常に意識した作品となっているといえるでしょう。

有紗さんは今後、サロン講師や販売活動を通じて、個人で価値を創出し、楽しく幸せに暮らしていける新しい社会のロールモデルを目指していきたいと考えています。

彼女の作品は、想いに溢れていながらも、どこか達観したドライさを持ち合わせています。それは、彼女が単に自己満足で作品を創り続けるのではなく、実際に現実世界を自分の好きなこと、やりたいことで生き抜くために、自分ではなく、社会にとって必要とされるものを作っていくことを心に決めているからでしょう。さもすれば一企業の世界観の如し、壮大な理念に聞こえますが、21世紀型の個人と社会の関わり方の鍵は、その”ドライさ”に込められているのかもしれません。

店舗詳細

LULU SCHOOL(ポーセラーツ・アーティフィシャルフラワーサロン)

主宰者   :田中 有紗

ホームページ:http://www.luluschool.org

営業時間  :10:00 - 18:00(平日土日祝問わず)

住所    :個人宅のため非公開。要連絡。

連絡はこちらから。

 

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